2023年3月15日の「ワールド極限ミステリー」で、
110年前に沈没したタイタニック号を当時、近くにいたイギリスのカリフォルニアン号が何もしなかったのは何故なのか?
という話題が取り上げられます。
そこで、タイタニックはなぜカリフォルニアン号に救助されなかったのかについてネタバレしようと思います。
- タイタニックはなぜカリフォルニアン号に救助されなかったのか?
- 事故の起きた夜のカリフォルニアン号とは
今回はタイタニックがなぜ最も近くにいた船カリフォルニアン号に救助されなかったのかについてまとめます。
【タイタニック沈没】なぜカリフォルニアン号は救助しなかった?
- カリフォルニアン号自身が周りを氷に囲まれ、身動き取れなかった。
- タイタニックが無線を切っており、連絡できなかった。
- 前日に氷山の注意をタイタニックへ連絡していた。
1912年4月15日、午前2時20分にタイタニックは海に沈みました。前日午後11時40分に氷山に衝突しました。
実はタイタニックに氷山の注意喚起はされていた!
事故の日、カナダの北のアトランティック海に、氷山が動けない状態になるほど散らばっていました。
これは、とても危険な助教だった事から、タイタニック号に気をつけるように5船も連絡を入れていた。
連絡を受けたタイタニックのオペレーターが上司に注意喚起を伝える。
上官は「うるさい、黙れ」と言い、オペレーターは無線を切って就寝した。
この結果、他の船は無事でしたが、タイタニックだけ氷山に衝突して2時間半後に沈んでしまいました。
映画とはだいぶ違うような・・・
氷山に激突してから、毎分400トンの水が流れ込み、最終的に船は破壊されました。
タイタニックはイギリスの実業家の持っていたイギリス船籍の船で、
その年の4月10日にイギリスのサウサンプトン港を出発し、ニューヨークに向かっていました。
当時、最も豪華で新技術を備えた船でしたが、氷に激突して沈むという結果に終わりました。
タイタニックの悲惨な管理と事故
【タイタニックの救命ボート】
- 2200人以上も乗船していた。
- 救命ボートを20隻しか積まなかった。
- 1つのボートには最大65人しか乗れなかった。
これはかなり有名な話ですが、決して沈まない船と言われたタイタニック号は、
救命ボートを20しか積んでいませんでした。
乗り込んでいたお客と乗員は合わせて2200人以上でした。
一つのボートに65人ほどしか乗れず、何かあったら全員を助ける事は出来ない事が最初から分かっていた。
実際はどれくらいボートに人が乗ったのか?
ほとんどのボートが定員に達する前に避難してしまった。
この結果、乗客のうち32%のみが助かりました。
また事故の日に、救命ボート訓練をする予定でしたが、何故か中止されていたようです。
氷山を確認するための双眼鏡も、棚にしまい込んであり、
その棚の鍵は係が渡すのを忘れており見つからず、目視で氷を見ていたのでそれも事故の原因の一つだったと言われています。
タイタニック事故のカリフォルニアン号について
【タイタニック事故翌朝のカリフォルニアン号】
- イギリス船籍、母港はリバプール
- 船長:スタンレー・ロード
- 1912年4月5日にリバプールからアメリカに向けて出発
- 1915年11月9日第一次世界大戦中にドイツ潜水艦により沈没
1912年、4月14日アトランティック海でグリーンランドから流れてきた大きな氷山に出会い、このことを他の船に連絡します。
その時すでに3つの大きな氷山を確認していました。
氷山を確認してから3時間後(大体午後10時15分ごろ)、
さらにいくつもの氷山が見えたため、そこで夜を迎える為に、カリフォルニアン号は船を停止しました。
ナイス判断だったわけですね!
この日、カリフォルニアン号では周囲の監視が続けられていたようです!
【午後10時50分】
ロード船長がブリッジに戻った。
※おそらく光や氷を心配して、就寝できなかったと推測されています。
【午後11時半頃】
緑色の右舷灯が見えたので、ロード船長が5マイルほど先に他の船がいると考えました。
【午前0時頃】
真夜中に時計を引き継いだハーバート・ストーン二等航海士は、
同じ距離を見積もり、モールスランプを介して接触しようとしましたが、返事はありませんでした。
そりゃ眠れんよな。タイタニック号とはえらい違いだ!
その後もカリフォルニアン号の監視は深夜にわたって続いています。
シフトを終えた消防士のアーネスト・ギルが、大きな汽船が通り過ぎるのを10マイル先に見ました。
【午前0時半】
ギルが右舷側約 10 マイルの空に白いロケットを見て、最初はそれが流れ星であると勘違いしました。
【午前0時45分頃】
ギルが空の同じ領域で2番目のロケットを発見。しかし、彼はこの報告を怠り就寝。
ストーン二等航海士も閃光を発見したが、夕方に沢山の流れ星を見ていた経緯があり、閃光を見落とす。
【午前 1 時 45 分】
ストーンはその後3つも閃光を確認した為、ストーンが船長に連絡を取り、彼のキャビンへの音声管を介して、状況を報告。
それが救難信号か確認することができなかったので、モールス信号による連絡を再試行した.。
流れ星がバンバン飛んでる夜空で閃光を見つけるのって難しそう。
この後もタイタニックとのコンタクトを引き続き取ろうとしていたそうです!
【午前 4 時 30 分】
ロード船長が一等航海士のジョージ ・スチュワートによって起こされ、
アメリカへの航海を再開するためにブリッジに戻る。
【午前 5 時 15 分】
カリフォルニアン号のエンジンが待機状態になり、一等航海士のジョージ・スチュワートは船を発見 。
無線オペレーターの担当も起こされて、「CQ」を送信。
フランクフルトから返事が返ってきて、タイタニック号が沈没したと聞く。
【午前8時半】
カリフォルニアン号が現場に到着し、救助作業を始める。
当時、夜間にタイタニックから救助を求めるロケット(打ち上げ式の救難信号)が発射されたと見られますが、わからなかったようです。
また、無線が繋がらなかったことは、非常に状況が悪かったと言えます。
タイタニック沈没は、タイタニックの不備はもちろんだが、
その他の船がすぐに気が付けていれば乗員の命は助かったかもしれないと思うと心苦しい事故でしたね。
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まとめ
今回はタイタニックが沈んだ時に1番近くにいたと思われている船カリフォルニアン号がなぜタイタニックを救助しなかったのかについて検索しました。
- カリフォルニアン号の周りに氷山がいくつもあり、危険で動けなかった
- タイタニックに連絡しても無線が繋がらなかった
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