1995年6月21日に北海道の函館空港で発生したボーイング747SR機の占拠事件。
犯人である九津見文雄は2007年に刑期を終えて出所している思われます。
今回は函館ハイジャック事件の犯人九津見文雄(くつみ ふみお)の現在の様子や家族について調べていきます。
- 犯人九津見文雄の現在は?
- 犯人九津見文雄に家族はいた?
これらについて調べていきます。
函館ハイジャックの概要
1995年6月21日に全日空857便がハイジャックされました。
羽田空港発函館行きで「オウム真理教の信者でサリンを持っている」と名乗る男により乗っ取られました。
犯人は函館空港に着陸後に365人の乗客を人質に取り麻原彰晃の釈放を求めました。
事件が起こった3ヶ月前に地下鉄サリン事件が起きたばかりであったため犯人の脅しには信憑性がありました。
オウム真理教のスポークスマンは事件と教団の無関係を主張しましたが、犯人の逮捕後には彼が銀行員であり、単独犯行であることが判明しています。
事件の翌日には警察による強行突入が行われ、乗客365人は無事に救出されました。
女性1名が軽傷を負っていましたが、故意にできた怪我ではないと判断されています。
日本初のハイジャック事件であり初めて警察による強行突入がされた事件です。
この事件をきっかけにSATが公表されることにもなりました。
犯人九津見文雄の判決は?
犯人は事件発生時「コバヤシサブロウ」と自称していましたがこれは偽名であり本名は「九津見文雄(くつみ ふみお)」であると伝えられています。
九津見文雄は精神疾患があったためか事件後に名前は大きくは報じられなかったようです。
1999年9月30日に札幌高等裁判所により懲役10年の実刑判決を下されました。
裁判では犯人が精神疾患を持っていたために「犯行時は心神耗弱状態にあった」として責任能力がなかったことを弁護人は主張しました。
しかし、裁判所は鑑定結果を参考に「被告人は犯行時に躁うつ病の診断を受けておらず、具体的な供述からも責任能力はあった」と判断しています。
また全日空から民事訴訟を起こされており、賠償金5,300万円の支払いが命じられています。
九津見文雄の現在は?
2007年には刑期を終えて出所していると思われています。
事件当時の年齢が53歳であったため、現在は81歳になっています。
九津見文雄は逮捕の翌日(1995年6月23日)に勤めていた東洋信託銀行を懲戒解雇されています。
現在の様子はわかっていませんが、出所後は銀行時代の知識や経験を活かしてどこかに勤めていたかもしれませんね。
犯行の動機も地下鉄サリン事件を見て、オウム真理教と麻原彰晃に腹を立て犯行に及んだと話しています。
元々は責任感のあるサラリーマンだったようなので、今は真面目に生活していると思われますね。
九津見文雄に家族はいた?
九津見文雄は1965年に結婚し3人の子どもがいます。
さらに1989年に仕事で知り合った女性との間にも1人の子どもがいます。
そのため、2人の妻と4人の子供を養う存在だったようです。
2つの家庭を養うために副業として業務実態のない会社で裏金調達をしていたとも言われています。
家族について
事件前から離婚の話があり、事件後には離婚してます。
事件当時の週刊誌に年齢が明かされていました。
- 妻(53歳)→現在(81歳)
- 長女(年齢不明:既婚)
- 長男(22歳)→現在(50歳)
- 次男(20歳)→現在(48歳)
長女は既に結婚していました。
他の兄弟についても詳細はわかりませんがそれぞれの家庭で暮らしていると思われます。
愛人との家庭について
愛人との家庭については詳細がわかっていません。
1989年に九津見文雄が仕事の接待で知り合ったとされているため、子供の年齢は34歳あたりかと思われます。
詳細が分かり次第追記いたします。
まとめ
今回は函館ハイジャック事件の犯人九津見文雄(くつみ ふみお)の現在の様子や家族について調べてました。
- 1999年9月30日に札幌高等裁判所により懲役10年の実刑判決を下されました。
- 現在の様子はわかっていませんが81歳になっていると思われます。
- 妻と子供が3人いますが事件後に離婚しています。
- 愛人との間にも1人の子供がいます。
コメント