2023年6月21日放送の「世界の何だコレ!?ミステリー」で、「フライデーナイト銀行強盗」が取り上げられます。
そこで、犯人は何者で顔画像を見て、事件内容と犯人の現在について調べることにしました。
- カール・グガシアンとは?
- フライデーナイト銀行強盗とは?事件内容を解説
- フライデーナイト銀行強盗が逮捕された理由
- フライデーナイト銀行強盗の判決は?
- カール・グガシアンの現在は?
今回は「フライデーナイト銀行強盗」について考察します。
カール・グガシアンとは?
カール・グガシアン(Carl Gugasian:1947年10月12日生まれ)は、「金曜夜の銀行強盗」として知られるアメリカの銀行強盗です。彼はおそらく米国史上最も多作な犯罪者であり、29年間に50以上の銀行で総額200万ドル以上(2億円以上)を強盗しました。
その間、一度は彼の邪魔した銀行支店長にあやまって銃撃、そして別の機会には駆けつけた警察官に驚いて銃撃し、二人の腹部を銃で傷つけましたが、二人とも回復しています。
そのため、誰も殺さない強盗であること、銃の使い方を熟知していること、身体の動きが素晴らしく運動神経に優れていることなどから、法執行機関の人間たちから尊敬の念を抱かれてまでいます。
現在も「アメリカで最も偉大な銀行強盗」と呼ばれています。
カール・グガシアンは1947年10月12日にペンシルバニア州のブルーモールでアルメニアからの移民の両親のもとに生まれました。
15歳のとき、キャンディーストアで強盗しようとして銃撃され、ペンシルベニア州キャンプヒルにある州立青少年施設に18か月間送られました。
1964 年に釈放されたとき、彼は普通の生活を送ろうとはしませんでした。
FBI捜査官は、「彼は少年記録が抹消されることを知らなかった。本当の仕事に就くことは決してできないと思っていた」と話していますが、もう犯罪者なのだから普通の仕事は出来ないのだし、犯罪者としてトップになる、と決めたのです。
彼はヴィラモア大学で電子工学の学位を取り、卒業後、フォートブラッグで米陸軍に勤務し、特殊部隊と戦術兵器の訓練を受けました。
その後大学に戻り、ペンシルバニア大学でシステム分析の修士号を取得し、その後ペンシルバニア州立大学で統計と確率の博士号を取得しました。
卒業後、彼は模擬銀行強盗を計画し始めました。
逮捕後、彼の税金納税の記録を見ると、月に7000ドル収入があり、統計家として自立していました。逮捕された時に彼は5000万円の貯金がありました。
フライデーナイト銀行強盗とは? 事件内容を解説
【グガシアンが銀行のカメラで撮られた姿】
- フェイスマスク
- 分厚いダボダボした服
- ピストルを持つ
- カニ歩き
- 必ず一人で行動
金曜日の夜、閉店時間の直前に強盗を実行し、この時間は、来店する顧客の数が最小限に抑えられ、銀行に現金が最もあると考えていました。
肌の色を隠すためにぴったりとフィットするように恐ろしいフェイスマスク(フレディークルーガーをグガシアンは好んだ)を着用し、体格を隠すために分厚い服を着ていました。
ピストルを持って銀行に入り、身長の推定を混乱させるために「カニのような」動きをしました。
彼はスタンディングジャンプでカウンターを飛び越え、それからバッグにお金を詰めてすぐに立ち去りました。
通常合計2分も経たないうちに終わらせていました。
【グガシアンが好んだマスク】
痕跡を隠すために匂いのするブロックを身に着けて森に逃げ込み、証拠を隠し場所に隠し、バイクで森の中を通って反対側に停めているバンまで行き、そこでバイクをバンに積み込み、 すぐに高速道路に乗って逃げました。
「フライデーナイト銀行強盗」が逮捕された理由
【グガシアンが強盗時に使用したものを隠した場所】
2001年4月、ペンシルベニア州ラドナーの森で遊んでいた2人の少年は、コンクリートの排水管の中に隠された奇妙なパイプ型のプラスチックの入れ物を発見、その中には、多数の銀行強盗に関する文書とバレッタ銃の掃除方法に関する説明書が入っていました。
少年たちは見つけたものを警察に届け、警官が一緒に森に戻り辺りを調べると、レンガやコンクリートブロックが敷き詰められていました。
その中には本、地図、バージニア州からコネチカット州までの160の銀行に関するメモ、銃5丁、弾薬500発、ハロウィーンのマスク8枚が入っていました。
FBIが呼ばれました。彼らがこの背後に誰がいるのかを理解するまでに、それほど時間はかかりませんでした。
ほぼ30年にわたり、ある人物がプロ意識を持って銀行強盗を成功させ、法執行機関から不本意ながら尊敬を集めていました。
誰もその襲撃者の正体を知りませんでしたが、彼の強盗は彼を伝説にしました。 彼は米国史上最も多作な銀行強盗で、ジョン・デリンジャーとボニー&クライドの合計を上回る約200万ドルを手に入れていました。
フライデーナイト銀行強盗の判決は?
グガシアンは約50の銀行を強盗し、200万ドルを盗み、1回は偶然、もう1回は驚いて2人を銃撃しました。二人とも生存しましたが、これらの犯罪を合計すると、懲役115年の可能性がありました。
しかし、彼は捜査官に非常に協力的であり、法廷で心から悔い改めているように見えたため、わずか17年の刑を言い渡されました。
当時、リンウッド・ライト・ジュニアというFBI検察官は、グガシアンは「この国がこれまで知った中で最も多作な銀行強盗」かもしれないと話しました。
判決時、オリーブグリーンのジャンプスーツを着たグガシアンは床を見つめました。
彼は、強盗と被害者にトラウマを与えたことを謝罪する1ページの手紙を書いており、その手紙を声に出して読みながら、感情のあまり声を詰まらせました。
「私はいつも、銀行強盗には被害者がいないと信じて自分の行為を正当化してきました」と彼は語った。 「今はそうは思わない」
・17年という短い刑期の取り決めの一部には、FBIの「投獄されたコンサルタント」として働くこと
・FBIが警察学校や法執行学校に配布するため、銀行強盗の手口と闘う訓練用フィルムのビデオテープでインタビューを受けること
・(FBIのプロファイラー部隊を手伝い、ペンシルベニア州にある27の地下壕に捜査員を導いた)
刑務所で彼は他の囚人に微積分を教えたのだそうです。
カール・グガシアンの現在は?
グガシアンは2017年5月5日に、69歳で釈放されました。
刑務所での品行方正な態度から、少し早く釈放されたようです。
現在どこかで暮らしていると思われますが、彼は生涯独身で、現在お金もないのではないかと言われていますが、
一部では捕まることを想定して、どこかにお金を隠していたのではないかとも言われています。
どちらにしても博士号まで持ってるから問題なくお金を稼げるよ
まとめ
今回は、フライデーナイト銀行強盗について調べました。
- 29年間全く捕まることもなく銀行強盗を50以上の銀行に行ったカール・グガシアンは、博士号まで持っている数学者
- グダシアンはいつも金曜日の銀行が閉まる直前に強盗に入った
- とても計画がしっかりしており、「アメリカの最も偉大な銀行強盗」と言われていて、法執行機関の人間から尊敬されていた
- 懲役115年の可能性が高かったが、FBIに協力することで懲役17年の判決を受ける
- 69歳で出所し、現在もどこかで暮らしている
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