フジテレビの土曜プレミアムでは
6月24日と7月1日の2週連続にわたって映画「タイタニック」を放送します。
「タイタニック」は1997年に公開され当時も大旋風を起こしましたが
2023年、ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター版が再上映され再びブームを起こしています。
そんな「タイタニック」ですが
6月18日、沈没したタイタニック号を見学するツアーにて潜水艦「タイタン」が沈没するという事件が発生しました。
不運なことに映画の放送タイミングと重なってしまいましたが
映画は予定通り放送されるようで、視聴者からは様々な声が上がっています。
なぜ放送中止されないのかや視聴者の声など調べてみました。
- タイタニック号見学ツアー「タイタン号」の沈没事件について
- 映画「タイタニック」はなぜ放送するのか?
- 「タイタニック」放送に対する視聴者の声は?
タイタニック号ツアー「タイタン」の沈没事故とは?
「タイタン」とは、沈没したタイタニック号を見学する観光ツアーで
利用されている潜水艦です。
ツアーを主催するオーシャンゲート・エクスペディションズは
6月18日に潜水艦との連絡が途絶え、4日後の22日に海底で破片を発見したと発表しました。
潜水艦は壊滅的だったため、乗客5名の生存は絶望的だと言われていました。
これまでこのツアーにはのべ28人が参加しており
参加費用はなんと1席25万ドル(約3,500万円)だそうです。
危険な上に値段も高い、、!
タイタン号はこれまで何度もタイタニック号の見学を成功させてきた様ですが
最近では技術的な問題や気象条件の悪化のためツアーの延期やキャンセルが相次いでいたようです。
今回の沈没の原因は、タイタン号が潜水艦として
標準的な安全対策を行っていなかったからと考えられています。
元社員の話によると潜水艦は1300mまでしか耐えられない設計になっていたようで
タイタニック号が沈む3600mには到底潜水できないと思われていたようです。
また、専門家によるとタイタンのように水深4000m以上潜れる潜水艇は全世界に10隻しかなく
どれも認証を受けているがタイタンだけは認証を受けていなかったそうです。
度重なる潜水によって強度が下がっていたこともあり
一瞬で爆縮したと言われています。
「タイタニック」が土曜プレミアムで放送されるのはなぜ?
フジテレビが「タイタニック」の放送に踏み切った理由は
- 急な差し替えに対応出来なかった
- 逆に話題性がありタイタニックの悲惨な事件を知ってもらえると考えた
などが予測できます。
タイタンの事件で乗客死亡の報道が出た後、
放送にあたり公式HPにて追悼の言葉を掲載しています。
テレビ局では不測の事態に備え、差し替え用の番組をストックしているようなので
差し替えることもできたかと思いますが
手間もかかりますしあえてこの対応を取ったのではないかと考えられますね。
「タイタニック」放送に対する視聴者の声は?
事件の後に「タイタニック」を放送するのは不謹慎だという声も見られましたが
一方でこういう時だからこそ放送して再度このような事件が起こらないようにするべきという声もあります。
「タイタニック」の監督、ジェームズキャメロン氏も
このように語っています。
「タイタニック号とタイタンの事故の類似性に衝撃を受けました。タイタニック号の船長は船の前方で氷について繰り返し警告を受けていたにもかかわらず、月のない夜に全速力で氷原に突っ込み、その結果多くの人が亡くなったのです。世界中で潜水艇が行われている中で、警告が無視された同じ場所で、非常によく似た悲劇が起きたことは驚くべきことだと思います」
https://news.yahoo.co.jp/articles/df850cc1ec55665180abf29a17d9ed3d5fe6bf37
これを人災と呼ぶ人もいるように度重なる小さな不注意が
このような事故につながっているということを映画を通じて再度振り返るべきでもありますね。
まとめ
- タイタニック号の見学ツアーで使われた潜水艦タイタン号は、潜水艦の安全対策や設計の不備により6月18日、潜水艦の爆縮と乗客5名の死亡が発表されました
- 映画「タイタニック」が放送されるのは、手間や逆に話題性がありタイタニックの悲惨な事件を知ってもらえるという点からと予測できます
- 「タイタニック」の放送に対して不謹慎だという声もありますが、事件を知ってもらう機会にしてほしいという声も多くありました
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