「ジャニーさんに自分の人生を捧げたい。」
2018年末に芸能活動から引退したとき、滝沢秀明さんが語った言葉です。
現役当時から「ただの少年が180度人生を帰ってもらったわけですから、感謝するのは当たり前。」とし、
繰り返しジャニー喜多川氏への報恩を語っている滝沢さんはジャニー氏がジャニーズの少年たちに対して行っていた性的搾取の実態を知らなかったのでしょうか。
ジャニーズ事務所への反旗とも思える新事務所立ち上げや、後輩タレントの引き抜きを行いながら、今もこの問題には口を閉ざす滝沢秀明さんについて調べてみました
- ジャニーズ喜多川氏の性的搾取について
- ジャニーズの性的搾取に対する滝沢秀明の見解は?
- ジャニーズの性的搾取に滝沢秀明は関与している?
- ジャニー喜多川とタッキーの関係性は?
- 滝沢秀明はいつからジャニーズジュニアを指導していた?
- 滝沢秀明はジャニー喜多川氏の性的搾取を知っていた?
- マスメディアはなぜタッキーに取材しないのか
- TOBEはジャニーズの逃げ場所として作られた?
ジャニー喜多川氏の性的搾取について
ジャニー喜多川氏の性的搾取問題は氏の生前、かなり昔からささやかれていた問題です
しかしジャニー氏の生前は大きく問題視されることなく、メディアからも見過ごされていた節があります。
- 創設初期
ジャニー氏が事務所所属の未成年男子に卑猥な行為を行っているという噂がたつ - 1964年
民事裁判行でジャニー氏の卑猥行為が問われる - 1970年代
ジャニー氏のタレントへの性的虐待が芸能界として広く認知される - 1988年
北公次氏が告発本「光GENJIへ」を出版 - 1999年
週刊文春がジャニー氏の性的虐待行為に対するキャンペーンを展開 - 2019年
ジャニー喜多川氏死去 - 同年
週刊文春がジャニー氏の性的虐待疑惑についての記事を掲載 - 同年
BBCニュースがジャニー氏の性的虐待関連の報道を掲載 - 2021年
前田航気が海外向けニュースサイトでジャニー氏の性的虐待に触れる - 2022年
岡本カウアンが生配信動画でジャニー氏からの性被害を証言 - 2023年
BBCがジャニー氏の性虐待問題のドキュメンタリーを放送 - 同年
週刊文春が新たな性被害証言を記事にする - 同年
元ジャニーズJrの実名での性被害を訴える記者会見 - 同年
ジャニーズ事務所による内々の対応 - 同年
藤島ジュリー氏による録画メッセージと書面回答が発表される - 同年
被害者窓口が設置される - 同年
ジャニーズ性加害問題当事者の会が発足 - 同年
国連人権理事会による調査が開始される - 同年
外部専門家チームにより性加害を事実認定 - 同年
ジャニーズ事務所謝罪会見
ジャニー氏の性的虐待の被害者の人数は数百人に及ぶのではないかと言われています
事務所設立の最初期から常態化していたともいわれ、ジャニー氏からの性的虐待を受けることが、アイドルとしてデビューするための通過儀礼だったという証言もあるようです。
特に経済的に苦しい、母子家庭の少年などが多く被害にあったともされ、ジャニー氏からの「寵愛」がアイドルとして売り出されるにおいての扱いに大きくかかわったともいわれています。
被害者は幼さから拒否することができず、被害を口にすることにためらい、親や外部の大人に相談できないことも多かったとか。
「秘密」の存在が彼らの結束を固めていた可能性すらあることをおもえば、この虐待の罪深さは言葉に尽くせるものではないと感じます。
ジャニーズの性的搾取に対する滝沢秀明の見解は?
滝沢秀明さんはジャニー喜多川氏の性的搾取問題について一度も発言していません。
探してみましたが、そもそも滝沢さんに対して質問しているメディアが少ないようで、滝沢さんの回答は全く見つかりませんでした
ジャニーズ事務所による謝罪会見の内容
2023年9月7日、ジャニーズ事務所は14時から都内ホテルで記者会見を開きました。
- ジャニー喜多川氏の性加害を認めて謝罪
- 藤島ジュリー景子氏の代表取締役社長の辞任
- ジュリー氏は被害者救済と補償を担当するために当面代表取締役を継続
- 広報担当の白波瀬傑代表取締役の辞任
- 東山紀之氏の代表取締役社長就任
- 東山紀之氏は年内でタレント活動を引退
- ジャニーズ事務所の社名は変更せず
- 事務所として被害者救済、補償に全力を注ぐ
- ジュリー氏の株式100%所有は当面継続
- ジュリー氏は資材からも被害者への補償を拠出
- メリー喜多川前副社長によるメディアへの圧力は否定
- ジャニー氏のギネス記録削除
会見に出席したのは4人
- 藤島ジュリー景子代表取締役
- 東山紀之新社長(少年隊)
- ジャニーズアイランド社長 井ノ原快彦(元V6)
- 顧問弁護士 木目田裕
会場には300人の報道陣が終結し、4時間12分という長さの会見となりました。
ジャニーズ事務所会見へのSNSの反応
ジャニーズ事務所、特に旧経営陣への意見はかなり批判的です。
また、会見を開いた事務所側だけでなく、詰めかけたメディアに対する批判も多くみられます。
さらに関連して良く書き込まれているのが滝沢さんへの批判です
滝沢さんの見解を求める意見はかなり多く見受けられ、「逃げた」とか「ひがしとイノッチに押し付けた」などという意見もちらほら見受けられました。
ジャニーズの性的搾取に滝沢秀明は関与している?
滝沢さんがジャニー氏に密着した存在であったことはよく知られています。
現在はジャニーズ事務所を退所し、新事務所TOBEの社長として活躍する滝沢さんですが、「彼がジャニー氏の性的虐待に無関係だとは思えない」という意見がSNS上でも大勢を占めているといえそうです。
もっとも、関与と言っても大きく二つの可能性が考えられます。
- 被害者として虐待を受けていた
- 加害者であるジャニー氏に加担していた
情報を集めてみても、この問題をすっきりと断じるのは難しそうです。
そもそも片方だけでなく、両方に当てはまる可能性もあります。
そもそも滝沢さんとジャニー氏の関係とはどのようなものだったのでしょうか。
ジャニー喜多川とタッキーの関係性は?
- 生年月日:1982年3月29日(41歳)
- 出身地:東京都八王子市
- 身長:169cm
- 血液型:A型
滝沢さんはまさに「経済的に苦しい母子家庭」の出身です。
洋服に困り、真冬にタンクトップと短パンで生活していたこともあるそうですから、相当に生活が厳しかったのは間違いないだろうと思われます。
滝沢さんは中学生になると貧困から抜け出すために仕事を探すようになり、応募した複数の芸能事務所の中で一番先に返事が届いたジャニーズ事務所に入所しました。
タッキーはジャニーさんに可愛がられていた?
滝沢さんがジャニー氏に信頼されていたことは間違いありません。
ジャニーズ入所初期から、ジャニーズJrオーディションの面接官を任されていた滝沢さんは、タレントを引退した後もジャニーズ事務所の役員をつとめました。
ジャニーズ事務所の後継者に指名され、ジャニーさんの葬儀では霊柩車の助手席で遺影を持つ役割を任されています。

これは可愛がられてるよね
「小さなジャニーさん」と呼ばれることもあった滝沢さんは自らジャニーさんの事を「オヤジなのかなという感じはある」とも語っていました。
滝沢秀明はいつからジャニーズジュニアを指導していた?
13歳でジャニーズ事務所に入所し、14~15歳の頃にはジャニーズJrのリーダーを任されたという滝沢さん。
滝沢さんの加入後、バックダンサーが主な役割だったジャニーズJrは単独でコンサートを行うようになり、3つの冠番組を持つにいたりました。
「ジャニーズJr黄金期」の立役者が滝沢さんであったことは、彼が不動のセンターであったことから見ても間違いないでしょう。
2022年にJrを卒業して「タッキー&翼」としてデビュー後も、後輩の相談に乗ったり、Jrの動画をプロデュースしたりしています。
ジャニーズの後輩たちの「タッキーにお世話になりました」エピソードは枚挙にいとまがないとか
16歳ごろにはコンサートのセットリストに関わっていたという話もあるので、その頃から少なくとも後輩に対しては指導的な立場にいたものと思われます。

調整役なんて指導もできないと無理じゃないかな
2016年の櫻井翔さんとの対談では「そっちに想い注ぎすぎちゃってさ、自分のことが手薄になっちゃってる時とかないの?」という櫻井さんに「正直あるかもしれない」と答えています。
2019年のタレント業引退後は、ジャニーズJrの育成にさらに注力していたようです。
滝沢秀明はジャニー喜多川氏の性的搾取を知っていた?
この問題について滝沢さんは何も語っていません。
ただ、「知らなかったはずがない」というのが大方の見方です。
そもそも彼自身は「被害」を受けていなかったのでしょうか。
このような虐待の被害を、本人が語ろうとしないのに推測することは、はばかられますが、「条件」と「状況」から考えると、あらゆる意味で性的搾取の存在を知り、関わってもいたと見られてしまうのは仕方がないことのようにも思えます。

知らなかった、は無理があるよね
マスメディアはなぜタッキーに取材しないのか
かつてジャニーズ事務所にジャニー喜多川氏の性虐待について質問するメディアがほとんどなかったように、なぜか滝沢さんにジャニーズ事務所の正搾取問題について質問するメディアはほとんどありません。
とくにテレビなどの「マスメディア」に関してはその傾向が顕著です。
この問題はSNSでも強く指摘されており、違和感を持つ人が多いようです。
私見ですがマスメディアが滝沢さんにこの問題で取材をしない理由を考えてみました
- 被害者感情に配慮している
- どこからかの圧力がある
- 自分たちにとっても不利な情報が出てくる
被害者感情に配慮している
これは書いておいてなんですが、まあないのではないかと思います。
「被害者」の可能性が高いのは「ジャニーズアイドル全員」ですので、謝罪会見に新社長として臨んだ東山さんや、子会社社長として同席した井ノ原さんも当てはまります。
そんな配慮をしているなら、東山さんに森光子さんの遺産について質問したりはしないでしょう

デリカシーとかの問題じゃないんだろうけどさ
どこからかの圧力がある
ジャニーズ事務所に対して性的搾取の取材をしなかったのは圧力がかかっていたからだというのは、よく言われる話です。
人気アイドルを多く抱えるジャニーズ事務所に、タレントを出してもらえなくなると、テレビは立ち行かなくなるというのがその理由だったと言われています。
ただ、現在の滝沢さんにそんな力があるとは思えません。
圧力をかけているとすれば滝沢さんがジャニー氏から受け継いだ(可能性のある)人脈などからの後援者などでしょうか。
それもなんだかオカルトじみた話にも思えるのですが。

これがあったら怖い
自分たちにとっても不利な情報が出てくる
一番ありそうなのはこれでしょうか。
ジャニー氏の性搾取問題について、マスメディアがジャニーズ事務所とある種の共犯関係ともいえる状態であったのは間違いありません。
マスメディアがジャニー氏の性虐待に対して沈黙することで、ジャニーズアイドルがテレビなどで一層輝き、その輝きが新たな被害者をジャニーズ事務所に呼び寄せていたことはまず間違いないと思えます、
問題のジャニー氏から最も近いと目される滝沢さんはもしかしたらそれだけではない情情報を知っているのかもしれません。

まだまだ闇は深いのかも
TOBEはジャニーズの逃げ場所として作られた?
滝沢さんが代表を務める芸能事務所TOBEは2023年3月16日に設立されました。
ちょうどジャニー氏の性的搾取問題が大きくなり、BBCの長編ドキュメンタリーが放送された直後のことになります。
滝沢さんは前年の10月31日にジャニーズ事務所を退所し、子会社であるジャニーズアイランドの社長からも退任しました。
2023年の7月から次々とジャニーズからアイドルが移籍しており、現在11人(内7人はIMP)が所属しています。
この新事務所TOBEは、ジャニーズアイドルの逃げ場として作られたのではないかという憶測があります
一歩踏み込んで、滝沢さんは最初から受け皿として「独立させられた」のではないかという意見もありました。
ジャニー喜多川氏に最も近く、ジャニーズJrの育成にも長年注力してきた滝沢さん。
ジャニー氏に人生を捧げるとまで誓い、ジャニー氏への恩返しを常に口にしていた彼の、TOBE設立後の動きはあまりに突然に反旗を翻したようにも見えます。
その行動はジャニー氏に近かったゆえに内包していた反感ゆえのものなのか。
それともこれもまた、ジャニー氏への敬愛の発露なのか。
はたまた、手塩にかけた後輩を救わんがための行動なのか。
滝沢さんの沈黙は、何を意味しているのでしょうか。
関連記事




まとめ
- ジャニーズの性的搾取は長年にわたる。
- ジャニーズ事務所はついに謝罪会見を開いた
- 滝沢秀明は「小さなジャニーさん」と呼ばれるほどジャニーさんに密着していた
- 滝沢秀明設立のTOBEにはジャニーズアイドルが移籍している
- 滝沢秀明は性的搾取問題について発言していない
コメント