2023年5月17日【なんだこれミステリー】では、都市伝説リンフォンについて放送されます。
テレビの予告では、”怖い話”や”都市伝説”などリンフォンに関するワードがちりばめられていました。
リンフォンは、小学生の間で広まっている都市伝説だそうです。
テレビ放送前に、リンフォンは実在するのか、2ch掲示板に書かれた内容について詳しく調査してみました。
- リンフォンとはどんな都市伝説?
- リンフォンが書かれた掲示板の内容は?
- リンフォンは誰が作った?
- リンフォンは実在する?画像は?
- リンフォンは実話?
リンフォンとはどんな都市伝説?
リンフォンとは、地獄の門を開いてしまうパズルだとされインターネット上で人気を集めた都市伝説です。
掲示板に書かれている内容を簡単にまとめました。
1,彼女とデートに行き、正二十面体の
リンフォンを見つけ購入。
2,説明書には熊、鷹、魚の形になることが
書かれパズルを組み立て始める。
3,彼女の携帯電話に「彼方」から頻回に
電話がかかってくる。
4,投稿者は暗い谷底から逃げ出す夢を
見る。
5,占い師の人から、リンフォンは地獄の
門でありいますぐ捨てるように言われ
る。
6,彼女の家でリンフォンを捨てる。
その後変なことは起きなくなる。
リンフォンは、2006年に2chのオカルト版に書き込まれました。
17年も前に書き込まれたリンフォンの話が、ミステリー好きの小学生の間で密かに広まっているようです。
リンフォンが書かれた掲示板の内容とは?
掲示板に書かれたリンフォンの内容は長いので4つに分けてまとめました。
リンフォンとの出会い
先日、アンティーク好きな彼女とドライブがてら、骨董店やリサイクルショップを回る事になった。
お互い掘り出し物も数点買う事ができ、テンション上がったまま車を走らせていると、一軒のボロッちい店が目に付いた。
「うほっ!意外とこんな寂れた店に、オバケのQ太郎ゴールドバージョンが眠ってたりすんだよな」
浮かれる俺を冷めた目で見る彼女と共に、俺は店に入った。
「あっ」
と彼女が驚嘆の声を上げた。俺が駆け寄ると、
ぬいぐるみや置物などが詰め込まれた、バスケットケースの前で彼女が立っていた。
「何か掘り出し物あった?」
「これ、凄い」
そう言うと彼女は、バスケットケースの1番底に押し込まれる様にあった、
正20面体の置物を、ぬいぐるみや他の置物を掻き分けて手に取った。
今思えば、なぜバスケットケースの1番底にあって外からは見えないはずの物が彼女に見えたのか、
不思議な出来事はここから既に始まっていたのかもしれない。
彼女が、バケットケースの一番底にあった物を探すことができたのかなぞです。

見えてなかったんだよね…?
リンフォンを購入
レジにその正20面体を持って行く。しょぼくれたジイさんが古本を読みながら座っていた。
「すいません、これいくらですか?」
その時、俺は見逃さなかった。ジイさんが古本から目線を上げ、正20面体を見た時の表情を。
驚愕、としか表現出来ないような表情を一瞬顔に浮かべ、すぐさま普通のジイさんの表情になった。
「あっ、あぁ…これね…えーっと、いくらだったかな。ちょ、ちょっと待っててくれる?」
そう言うとジイさんは、奥の部屋(おそらく自宅兼)に入っていった。
奥さんらしき老女と何か言い争っているのが断片的に聞こえた。やがて、ジイさんが1枚の黄ばんだ紙切れを持ってきた。紙には例の正20面体の絵に「RINFONE(リンフォン)」と書かれており、
それが「熊」→「鷹」→「魚」に変形する経緯が絵で描かれていた。
彼女は言われるがままに、リンフォンを両手で包み、握る様に撫で回した。
すると、「カチッ」と言う音がして、正20面体の面の1部が隆起したのだ。
「わっ、すご~い」
「その出っ張った物を回して見たり、もっと上に引き上げたりしてごらん」
ジイさんに言われるとおりに彼女がすると、今度は別の1面が陥没した。
もはや、彼女はリンフォンに興味深々だった。俺でさえ凄い玩具だと思った。
そこは値切り上手の彼女の事だ。結局は6500円にまでまけてもらい、ホクホク顔で店を出た。
アンティークショップの夫婦は、何か知っていたのかもしれないですね。

おじいさんが驚愕の表情をした理由は、なんだったんでしょうか…気になります。
奇妙な体験
火曜日、仕事の帰り道を車で移動していると、彼女からメールが。
「マジで面白い。昨日徹夜でリンフォンいじってたら、とうとう熊が出来た。見にきてよ」
と言う風な内容だった。俺は苦笑しながらも、車の進路を彼女の家へと向けた。
「なぁ、徹夜したって言ってたけど、仕事には行ったの?」
着くなり俺がそう聞くと、
「行った行った。でも、おかげでコーヒー飲み過ぎて気持ち悪くなったけど」
「おいおい、流石に今日は徹夜とかするなよ。明日でいいじゃん」
「それもそうだね」
木曜の夜。俺が風呂を上がると、携帯が鳴った。彼女だ。
「ユウくん、さっき電話した?」
「いいや。どうした?」
「5分ほど前から、30秒感覚くらいで着信くるの。通話押しても、何か街の
雑踏のザワザワみたいな、大勢の話し声みたいなのが聞こえて、すぐ切れるの。
着信見たら、普通(番号表示される)か(非通知)か(公衆)とか出るよね?
でもその着信見たら(彼方(かなた))って出るの。
こんなの登録もしてないのに。気持ち悪くて」
「そうか…そっち行ったほうがいいか?」
「いや、今日は電源切って寝る」
金曜日。
奇妙な電話の事も気になった俺は、彼女に電話して、家に行く事になった。
「昼にまた変な電話があったって?」
「うん。昼休みにパン食べてたら携帯がなって、今度は普通に(非通知)だったんで出たの。
それで通話押してみると、(出して)って大勢の男女の声が聞こえて、それで切れた」
「やっぱ混線かイタズラかなぁ?明日ド0モ一緒に行ってみる??」
「そうだね、そうしようか」
次の日が土曜だし、着替えも持ってきた俺は彼女の家に泊まる事にした。
嫌な夢を見た。暗い谷底から、大勢の裸の男女が這い登ってくる。
俺は必死に崖を登って逃げる。後少し、後少しで頂上だ。助かる。
頂上に手をかけたその時、女に足を捕まれた。
「連 れ て っ て よ ぉ ! ! 」
汗だくで目覚めた。まだ午前5時過ぎだった。
彼女はリンフォンに夢中になり、パズルを熊、鷹まで完成させました。
彼女にかかってくる奇妙な電話や投稿者がみた夢は、何を意味しているのか気になるところです。
リンフォンは地獄の門
日曜日。昼過ぎに猫おばさんの家についた。チャイムを押す。
「はい」
「予約したた00ですが」
「開いてます、どうぞ」
玄関を開けると、廊下に猫がいた。
俺たちを見ると、ギャッと威嚇をし、奥へ逃げていった。
俺たちが入った瞬間、一斉に「ギャーォ!」と親の敵でも見たような声で威嚇し、
「すみませんが、帰って下さい」と猫おばさんがいった。ちょっとムッとした俺は、
どういう事か聞くと、「私が猫をたくさん飼ってるのはね、そういうモノに敏感に反応してるからです。」
「彼女さんの後ろに、、動物のオブジェの様な物が見えます。今すぐ捨てなさい」と渋々おばさんは答えた。
それがどうかしたのか、と聞くと
「お願いですから帰って下さい、それ以上は言いたくもないし見たくもありません」とそっぽを向いた。彼女も顔が蒼白になってきている。俺が執拗に食い下がり、おばさんが答えるまで、何度も何度も聞き続けた。
するとおばさんは立ち上がり、
「あれは凝縮された極小サイズの地獄です!!地獄の門です、捨てなさい!!帰りなさい!!」
「あのお金は…」
「入 り ま せ ん ! !」
この時の絶叫したおばさんの顔が、何より怖かった。
その日彼女の家に帰った俺たちは、
すぐさまリンフォンと黄ばんだ説明書を新聞紙に包み、ガムテープでぐるぐる巻きにして、ゴミ置き場に投げ捨てた。
数週間後、彼女の家に行った時、アナグラム好きでもある彼女が、紙とペンを持ち、こういい始めた。「あの、リンフォンってRINFONEの綴りだよね。偶然と言うか、こじ付けかもしれないけど、
本当にあった2chの怖い話 (doorblog.jp)
これを並べ替えるとINFERNO(地 獄)とも読めるんだけど…」
「…ハハハ、まさか偶然偶然」
「魚、完成してたら一体どうなってたんだろうね」
「ハハハ…」
リンフォンを魚まで完成させていたら、地獄へ連れていかれたかもしれません。
パズルを完成する前に捨てられて本当に良かったです。

怖い…
リンフォンは怖い話?
リンフォンの話は、投稿を読んでいるうちに奇妙で背筋がぞわぞわするような恐怖を感じます。
リンフォンが怖い理由は、辻褄の合わないなぞめいている話だからです。
リンフォンに関する奇妙な点についてまとめました。
- 彼女はなぜリンフォンを見つけたのか
- アンティークショップのおじいさんの驚愕の表情と妻との言い争いの理由
- 彼方という表示で頻回に電話がかかってきたこと
- 非通知の電話がかかってきて電話に出ると大勢の男女の声が聞こえた
- 投稿者は暗い谷底から男女が這い上がってくる人たちから逃げる夢をみた
- 占いおばさんの猫たちの行動
そして、リンフォンの綴りは「RINFONE」、入れ替えると「INFERNO=地獄」となります。
パズルを組み立てていくことで、地獄との繋がりが強くなり奇妙な体験をしたのかもしれません。
占いのおばさんが言っていたように、リンフォンは極小の地獄であり、地獄の門を意味していたのかもしれません。

地獄と繋がっていたのかな!?リンフォンは地獄なの!?
パズルを完成させていたら、地獄の門が開いていたのかと思うとなかなか怖い話ですよね。
リンフォンは、熊、鷹、魚の順に完成させるパズルでした。それは一体どんな関係があるのか気になります!
リンフォンは誰が作った?
リンフォンは形を変え最終的に地獄の門なるという、パズルを作成したのはキリスト教徒によるものだという説があります。
リンフォンが変化していく動物の形は、食物連鎖を意味し弱肉強食を意味しています。

魚はキリスト教徒を意味し、迫害を受けたキリスト教徒が、魚を食らう熊や鷹に復讐したいと思い
悪魔の知恵を借り生み出されたのがリンフォンと言われています。
キリスト教徒の信仰を弾圧した人間にそのパズルを完成させ地獄に自ら入り込むように作成したといわれています。
リンフォンは実在する?画像は?
調べてみたところリンフォンは実在しないようです。
しかし、リンフォンは正二十面体の形をしていると情報があり、検索すると似ている物が色々出てきます。

ネットにはリンフォンの本物を見たことがある人や旅行先で二十面体の巧妙なパズルを見たことがある
などの情報があり、リンフォンが実在するのではないかとも言われています。

ほんとに・・・リンフォンて存在しないのかな?
もしリンフォンが量産されていたら、世界あちこちにある可能性もありますよね。
日本にも、どこかに存在していたら、誰かがパズルを完成していたら…
なんて考えると、怖いですけどリンフォンを探してみたくなりますね!
リンフォンは実話?
リンフォンは創作話だというのが一番有力です。ネットの掲示板に記載されており、
実話かどうかはっきりとした事は分かりません。
さらに、リンフォンは色々な話を寄せ集め作り話という説もあります。
投稿者が谷底から見た夢は、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」と似ています。
リンフォンは凝縮した地獄、つまり呪物です。箱型の呪物は「コトリバコ」が有名です。
これらの話を寄せ集めたものがリンフォンなのではないか、と言われています。

掲示板に投稿されたリンフォンの英語のスペルは「RINFONE」と書き、順序を変えると
「INFERNO」=地獄となるアナグラムになります。
この部分も創作話と言われる理由の一つのようです。
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まとめ
- リンフォンとは、地獄の門を開くパズルだとインターネット上で人気を集めた話
- 掲示板にはリンフォンというパズルを組み立てていくうちに体験した奇妙な出来事が書かれていた
- パズルを作成したのは、キリスト教徒によるものだという説がある
- リンフォンは実在しない
- リンフォンは実話ではなく創作話が有力
コメント
コメント一覧 (1件)
リンフォンは間違いなくありました。(こっちにも書いとく)